能登英輔の「のとのーと」

札幌で役者として活動する能登英輔のブログ

 

 

走馬灯。

今この瞬間が走馬灯の一部なんじゃないか、とかって思ったことありませんか。

僕はあります。最近よく思います。

というのも、時間が過ぎるのが早すぎて!(笑)

 

ちょっと前まで近くの公園とかで鬼ごっこしたり野球やったりサッカーやったりしてませんでした!?

いや、そこまでは言い過ぎとしても気付けば40歳過ぎてたって感じがして。

っていうか息子が産まれたの、ついこないだのように思うのにもう5歳!?とか。

子供の成長を見てると本当に月日が過ぎる早さを思い知ります。

息子はつい何日か前に5歳になり、本人もちょっとお兄さんになった気になっていて面白いです。

僕が先日まで本番があってあんまり遊んであげられていなかったので、ここのところは何かにつけてパパと遊ぼうとします(笑)

今朝も「今日は何もない日?」と聞いてきて「会社があるよ。」というとションボリしていたので「でも10分遊べるよ!」と言ったらものすごいテンション高くなりました(笑)

かわいいことこの上ない。

親バカで申し訳ない!

 

彼を見ているとボヤボヤしてられないと思いますし、どうにか気苦労なく育ってもらいたいと思うので頑張って働かねばという気になります。

産まれてしばらくは「父性」というものがよくわからず、自分大丈夫なんだろうかとよく思いました。

かわいいのはもちろんかわいいんですが、「父親」という自覚が全然なく・・・

まあそれを言うと今もそこまで変わりないと思うんですけどね。

ほぼ遊び仲間として見られてそうですし(笑)

 

ああ、話がズレた。

時間の話。

あまり新しいことに触れていなかったりチャレンジしていかないと、日々が早く過ぎるように感じると聞いたことがあります。

脳が刺激を感じないため、らしいですけど。

でも僕はそこには当てはまらない気がするんですけどね。

新しい体験ばかりの息子にはもちろん一緒に刺激受けてますし、最近では動画の編集もありますし、何より役者っていうのは「チャレンジ」することが多いですからね。

 

だとするとやっぱりこの時間の進みの早さは走馬灯の一部なのかもしれない!(笑)

本当は死ぬ間際で周りを家族に囲まれているところなのかもしれない。

そんで、このまま走馬灯が過ぎていって死ぬ間際まで行った時、また走馬灯を見るところになって昔に戻る・・・というループの中なのかもしれない!

とかしょうもないこと考えませんか。

自分はもしかしたらものすごく小さな小さな存在で、巨大な生き物の中にいる微生物的な存在なのかもしれないとか考えませんか。

 

小さい時から時々考えることではあるんですけど、最終的に仮にそうだとしてもだからどうということはない、という結論に至って寝ます。

それじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

何だ今日の締め方(笑)

好き。

バランス。

前回書いた記事を読み直して、何だか偉そうでイラっとしました。

すいません(笑)

 

いやー、いくつになっても難しいと感じます。

バランスの取り方。

舞台観に行って、自信なさそうに演技されても腹立つけど、自信満々でも腹立ったりすることありませんか(笑)

僕だけかもしれないですけど。

やってる側だからなのかな。

そんなの気にならないくらいうまければ問題ないんですけどね、そこまででもないのに自信満々でやられても・・・って思っちゃったりすることあるんですよね。

いいところ、この「いいところ」を探るのが非常に難しい。

大体、その「うまければ問題ない」の「上手さ」はどう決まるのかっていうとこもありますし。

 

こういうこと書き始めると大体いつも人それぞれですからねっていうところに行きついてしまうんですけど。

走るタイムを競うんであればこっちの方が何秒早かったとか、何秒縮まったっていう話で済むんでしょうけど。

芝居の話だとそうもいかないですからね・・・

若いころからずーっとこんなねじ曲がった性格だったものだからタチが悪いのですよ。

ワークショップなんかもちょっと受けたことがありますけど、偉そうに言われたりすると「あなたのやり方はそうなだけだよね。」としか思わなかったし。

いや、参考にはなるんですよもちろん!

新しい発見に繋がったり、新しい道へのとっかかりにはなったりすることはあるんですけど、「ここはこういう場面だからこうしなければいけない」みたいな言われ方をすると途端に嫌になるのです(笑)

何で答えが一つみたいな言われ方されなきゃいけないんだ、という。

 

だから特に僕みたいに何も成していない奴が偉そうに語り始めると、イラっとしますね。僕自身が(笑)

昔所属していた劇団の団長が「偉くならなければ価値がない」というようなことをよく言っていたのです。

語弊があるかもしれませんが簡単に言うと、無名の者の言葉には力がないけど成功者の言葉には力がある、というようなことで。

 

どんどん歳は取っていきますが、まだまだ夢を見続けたい僕としてはしっかり自分というものを見定めつつ前を向いていかねばならないなぁとつくづく思うのです。

視野が狭くならないように、頭が固くならないようにというのは常に思ってますし気を付けてはいるんですけど、自分では気付かなかったりしますからね・・・

このブログ、結構同じようなことたくさん書いてると思いますけど、自分自身への確認のためだったりもします。

客観的に見れなくなってしまうと変な方向に行ってしまうことがあると思うので。

 

わかっていてそうしているのか、わからずにそうなっているのか。

自分自身への理解と納得はしていかねばならないことだと思っています。

とか何とかまた長々と真面目っぽい話書いちゃったので、もうやめます。

わーい!

割と真面目な話。

芝居の本番が終わって次の本番の予定が無かったり、しばらく間が空くときは何だかふわーっとしてしまう。

気が抜けるっていうわけでもないんだけど、気合の入れどころもないから仕方ないんでしょうかね。

今は編集作業とか、やらなきゃいけないことも割とあるのでそこまでぼんやりしてるわけではないんですけど。

 

でも、芝居の本番が終わってから二週間くらいは、やっぱりまだその芝居のこと考えてたりして。あそここうやるべきだったなとか、こういうやり方もあったかも!とか。

今思いついても仕方ないように思いますけど、こういうのも次の芝居に役に立ったりします。

僕の大好きな将棋でもそうですけど、終わった後の感想戦が大事だったりしますからね。

何事もしっかり振り返って反省することが成長に繋がるんだと思います。

 

そんなわけで今日はちょっとだけお芝居のお話。

あ、偉そうに書きますけどね、僕が全てできているというわけではありませんし僕が勝手に思っていることを書き連ねているだけですので・・・

 

えーと、ちゃんと考えてる人もいれば何も考えてない人もいるって話。

例えばー、んー。

じゃあポケットの使い方にしてみましょうか。

「ポケットに手を入れる」というト書きに対して、何も考えてない役者がいかに多いかって思うんですよ。

まあそんなト書きあんまりないんですけど、例えば演技プランでポケットに手を入れようってなった際、どう入れているか。

両手を入れるのか、どこまで入れるのか、親指は出すのか、肘の角度はどうするか。

どのタイミングで、その際の足や首の角度は、いつ出すのか。

細部にこだわり始めるとキリがないんですけど、でもそこ考えないとダメだと思うんですよね。

「何も考えずにポケットに手を入れた」でいいんですけど、それなら何も考えずに入れる演技が必要なわけで。

そんなこと考えずに何の問題もなくやれる天才もいますけどね。

僕は無理ですね(笑)

 

思ってるよりたくさん考えてるものなんですよ。

振りむく前にまばたき入れるべきかとか、そのまばたきのスピードはどうするべきかとか。

全てのシーンでやってるわけじゃないですけど、ポイントポイントではしっかり考えてるんですよこれでも(笑)

まあでも、やっぱりコメディとかだと気付かれにくいんですよ。

仕方ないんですけどね。

だから人の舞台とか観たり、今回の「ぷらすのとえれき」での野村君とかエレキとか見ても、うわすげーことやってるなって思ったりするんですよ。

そんで毎回その場で生きてるから当然毎回違うわけで。

勢いに任せているように見えて、「そう見せている」ということ。

そりゃ楽しい現場になるわけです(笑)

この凄さ、どうにか伝えたいんですけど単純に話して伝わるものでもないし、逆に伝わらないからこそ良かったりもするし。

やってますって見せないことが肝心だったりするし。

もどかしさでいっぱいなのです(笑)

 

いくつになっても勉強することでいっぱいです。

苦しいこともたくさんありますけどね、それ以上に新たな発見があったり楽しさがあるのでね。

やっぱり芝居って面白いなって改めて思ったりするのです。

 

うん、やっぱり真面目な話はとりとめもなくなりますね(笑)

結局ずーっと同じような話をグルグルしちゃうんで、この辺で。

また同じこと書いたりすると思いますけどよろしくどうぞー(笑)

一旦区切り。

ぷらすのと☆えれき

「我が生涯、痛恨のダ・カーポ

札幌、大阪公演が終了いたしました。

本来ですと来週末に東京公演があったのですが、現在の情勢を鑑みて延期という形になりました。

時期はまだ未定ではありますが、来年の夏前後にやれたら嬉しいねというくらいの話は出てました!

 

何はともあれ、札幌と大阪は無事千秋楽までやれたことにホッとしております。

これから体調不良の方が出ないことを祈るばかりです。

ただ、相当感染対策してましたからね。これでもし感染が広まるようなことがあったら何をどうしたら対策になるのか正直言ってわかりません・・・

・・・まあ、コロナの話はもういいでしょう!

 

とにかく!終わりました!

札幌も大阪も非常に楽しかった。

コメディというのはなかなか評されにくい分野な気がするんですけど、劇場でたくさんの笑い声を浴びて、何と言いますか幸せでした(笑)

大阪のオパンポン創造社の野村君。

言うまでもないんですけど、本当に素晴らしい役者さんで。

めちゃくちゃ刺激を受けました。

大阪の皆さんが口をそろえて「野村さんは面白い。芝居がうまい。怪物。」と言うものですから、正直すごく怖かったのです(笑)

でもどういうわけか物凄いスピードで仲良くなりまして(笑)

いや、こっちが勝手に思っているだけかもしれませんけどね!

色々な話も聞けたしすごく勉強になった一か月でした。

 

稽古がこれまた楽しかったんです。

余計なストレスが一切なくガンガン創り上げていく感じで、あれ気持ちよかったなぁ。

一番最初の4日間でおおまかな部分出来上がったんです。

土台と言いますか骨組みと言いますか、そこをガシガシとあっという間に作ってしまって。

演出補で入ってもらっていた遠藤雷太さんも驚いてましたが、あれは早かったですねぇ。

そこから細かい形を作ったり整えたりするっていう感じで。

三人で色々こここうしてみようかとか、それならここは・・・っていうアイデアを出しつつ、非常にスムーズでした。

僕とエレキは高校演劇からですし、野村君も非公表ではありますが芝居経験長いですからね。

見えてるビジョンと言いますか、お互いの意図を汲み取りやすかったです。

そういった意味でも野村君の察する能力と言いますか把握能力凄まじかったですね。

僕とエレキはもう25年くらいの付き合いですから、もうある程度言葉がいらなかったりするんですが、そこにスッと入ってこられるのは凄いなぁと思いましたね。

またいつか同じ舞台に立たせてもらえるようにこれからも精進していこうと思いました。

 

そして、野村君という怪物と同じ舞台に立たせてもらえて、ぷらすのとえれきという形に色々な可能性も感じました。

コロナの関係でとても大変だったり不安だったりした部分も大いにありますが、それ以上に今後の僕らの活動に関して夢が広がった今回の公演でした。

まだまだ何も成していない僕らですが、でもだからこそまだまだ色々やれると思うのです!

改めてまた色々なことを頑張っていこう!という気持ちにさせていただきました!

 

ご来場いただいた皆様、応援してくださった皆様。

プロデューサー、スタッフの皆様。

演出補の遠藤雷太さん。

作者の二朗松田さん。

オパンポン創造社、野村君。

その他関係者の皆様。

本当にありがとうございました!!!

札幌公演終演。と、残念なお知らせ。

ぷらすのとえれき

「我が生涯、痛恨のダ・カーポ

札幌公演、11月29日に公演を持って無事に終演いたしました!

1時間の作品とは言え、結構体力を使う芝居でして、三人とも結構疲れました(笑)

でも毎日お客さんが足を運んでくださって、笑ってくださって・・・

全員ではないかもしれませんが、楽しんでいただけたのではないかと思い、勝手ながら嬉しく思っております。

 

今後ですが、本来は札幌・大阪・東京公演ということだったのですが、誠に残念ではありますが東京公演は「延期」という形になりました。

役者サイドの気持ちだけ言いますとそれはもちろん東京公演やりたかったですが、今から2週間後の状況がまったくわからないことやお客様の不安を考えると仕方のないことと思います。

いつか安心して観ていただける日まで「延期」ということです!

まだまだチケットは余っておりましたが、それでも僕が知る限り東京公演を楽しみにしてくださっていた方もいてくださいましたので本当に残念ではありますが、待っていてください!!

ラボチより東京公演延期のお知らせ

 

とは言え、今週末の大阪公演は行います!!

東京公演に比べて大阪の方が慣れていることや見知ったスタッフさんがいてくださいますので、感染対策やその他の気苦労が少なく済むと思いますので、今のところ公演を行えるということになっております!

 

今回の札幌公演やその前のyhsの公演でも思いましたが、やっぱりお客さんや関係者の皆さんにものすごくご協力をいただいております。

本当にありがたい限りです。

まだしばらくはこういった形が続くんでしょうね・・・

早く何も考えずに芝居をやったり観たりできる状況に戻ってくれることを祈ります。

 

明日、大阪に向かいます!

残念なこともありますが、ここからは切り替えて!!

大阪公演非常に楽しみにしております!!!

オパンポン創造社の野村君のホームでもありますし、僕たちものと☆えれきとしては三年連続で行かせていただくことになりますが去年ともおととしとも全く違う感じの僕らを楽しんでいただきたいなと思います。

今回は公演後に飲みに行けるような感じでもありませんので、ひたすら劇場とホテルの行き来になってしまうと思いますが、劇場でたくさん遊ぼうと思います(笑)

毎回大阪で芝居する時は、笑ってくれるんだろうか、とか楽しんでもらえるんだろうかって思いますし、今回は野村君のホームなので俺ら嫌われないだろうかとか(笑)いろいろ心配ですがとにかく楽しんで来ようと思います!!!

こんな時期にわざわざ行くんだもの!楽しまなきゃね!!!