能登英輔の「のとのーと」

札幌で役者として活動する能登英輔のブログ

 

 

受賞。

連日、四谷美談の話ばかりで申し訳ないのですが、嬉しいことがございましたので。

先日札幌公演を終えたばかりの四谷美談ですが、こちら札幌劇場祭TheaterGoRoung2024、通称TGRというものに参加しておりまして。

言ってみればちょっとしたショーレースでして、大賞を獲ると来年の劇場使用権や賞金が出たりするのです。

これがですね、yhs「四谷美談」!

優秀賞をいただきました!!

大賞とまではいきませんでしたが、それでも非常に嬉しいです。

さらに!俳優賞というものもございまして、こちらなんと能登英輔受賞させていただきました!!!

これは本当にみんなのおかげという感じです。

今回の四谷美談は再再演でして、初演再演で伊右衛門を演じたエレキが下地を作ってくれていましたし、みんなで苦労しながら積み上げた結果いいものになったんじゃないかと思います。

特に俳優賞というものは作品のクオリティがある程度ないといただけるものじゃないと思うんです。

例えばですけど、役者が10人出る芝居でどれだけ1人が輝いていたところで、作品が酷かった場合その1人に俳優賞は与えられるだろうか。

そういった意味でも、やっぱり今回の賞はみんなで取った賞という感じがします。

 

正直なところ、受賞できるなんてまったく思っていなかったです。

四谷美談をご覧になった方はわかるかもしれませんが、伊右衛門ってあんまり出てこないんですよ(笑)

昨日の午前中に「今日は授賞式かー、俳優賞とかアルト獲ったりしてなー」とか思ってたんです。ホント。

それが、授賞式の時間は子供の調子が悪かったことなんかもあってリアルタイムでは見れていなかったのです。

ポコ太氏がマイクラをやりながら必死にウォーデンについて説明している中、yhsのグループラインに僕を祝う声が続々と入ってきて、何のことやらと思っていたら受賞していたとのことで。

何だか申し訳ない(笑)

でもめっちゃ嬉しかったですよ!家族もみんなすごく喜んでくれましたし!

これからも精進していかねばと気が引き締まりました!

 

と、ここまではしゃいでおりましたけれども、個人的な考えとしまして。

芝居、演技に関しては順位のつくものではないと思うんです。

その時々の流行りとか風潮なんかもありますしね。

たまたまその時の審査員の好みにあったということで、それはそれで喜ばしいことではありますけど、受賞できなかった団体や人が良くなかったということではないということです。

 

受賞できなかった時にこう言うと負け惜しみみたいになっちゃうので、ここぞとばかりに!(笑)

 

賞をいただけるのはとても嬉しいことですし励みになりますけど、そこが目的になってしまうのは違うんじゃないかなと思いまして。

僕なんかは特にそうですけど、あんまり目立つようなお芝居もできませんし見栄えも特にいいわけではないので、自分がいいと思うものを突き詰めてやるしかありませんでした。

細かいことに気を付けても気付いてくれる人いないんんじゃないかって思ったこともありました。

でも、見てくれる人っているんですよ!不思議なことに!(笑)

たまたま今回は受賞させていただきましたけど、これからも色々なことがあるでしょうが腐らずにいいものに向かって進んでいけたらと思っております!

 

まあ、あの、色々書きましたけどめちゃくちゃ喜んでいるというのはブログの長さを見てもお分かりかと思います(笑)

本当にありがとうございましたー!!!