能登英輔の「のとのーと」

札幌で役者として活動する能登英輔のブログ

 

 

青春したい!

yhs「青春したい!」

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いよいよ今日から開演です。

初演はなんと2003年。

いやはや。16年前ですよ!?

初演の時に生まれた子が高校生ですよ!(笑)

 

当時のyhsは割とハチャメチャなことやってましたなー。

シュールすぎてお客さんが全くついてこれなかったりとかありましたなー(笑)

まあ僕らの中身はほとんど変わってないんですけど!

それでもyhsは劇団として成長を続けてきたし、メンバーだって当時とは大幅に違う。

16年経ってあれがお客さんにどう受け取ってもらえるのか楽しみでもあります。

 

難しいことは全然ありません。

一言で言うと「バカ」です(笑)

なんだろうなー、ギャグ漫画的な。昔のジャンプにあったようなギャグ漫画。

それを真剣に、大真面目に立ち向かってます。

 

コメディというのはとても難しいんです。

よく言われますが、お客さんを泣かせることよりも笑わせることの方が難しいのです。

お客さんが泣く箇所っていうのはほとんど同じなんですが、笑う箇所というのは日によって本当に違う。

その日の天気、客席の混み具合、社会情勢。本当に様々な要素が絡み合ってお客さんの笑いが生まれます。

それに役者サイドの出来、それによるお客さんの反応、その反応を受け取っての役者の反応。

コメディをやると「芝居はナマモノ」と言われるのをとても実感しやすいです。

お客さんのノリで作品自体の出来も全然変わってきます。

まさにお客さんと一緒に作品を創り上げるという感覚で。

 

客席が一体になった時の気持ちよさというのは筆舌に尽くしがたい。本当に。

逆にお客さんがついてこれなかった時のしんどさもこれまた筆舌に尽くしがたい(笑)

客席と舞台が一体になるときって奇跡に近いんです。

何かひとつ些細なことが起きるだけで魔法が解けてしまう。

誰かの咳、役者が噛む、音響がワンテンポ遅れる、冷房が入る、外の救急車の音が聞こえる。

本当にちょっとしたことでフワッと客席が遠のくんです。

不思議なもので。

でもだからこそ面白い。挑戦のしがいがある。

あの奇跡の境地にたどり着きたい。

それほどコメディで一体になった時の万能感はヤバいのです(笑)

本当に何をしても拾ってくれるし何をしたって許されるのではないかと思ってしまうほど。

ああなりたい。毎公演ああなりたい。

 

今日から日曜日まで。

5ステージ!暴れます!暴れるというかはしゃぎます(笑)

僕は高校2年生の役。

ええ、はい。41歳、高校2年生やります。

いいじゃん!お芝居なんだから!自由でいいじゃん!ふんっ!!

 

・・・初演の時ですら「もう厳しいんじゃないか」とか言ってた気がするのに。

ま、そんな無茶も楽しんでもらえたらと思いますよ!!!

 

詳しくはyhsのホームページをご覧ください!!

www.yhsweb.jp

 

何はともあれ、今日は初日!!

頑張ってまいります!!!